仏壇の種類

仏壇の形式

仏壇の形式には、上置きタイプ、地袋付仏間用タイプ、床置きタイプの3種類があります。仏壇を安置する場所によって、大きさ、形式を決めます。

  • 上置きタイプ 上置きタイプ 上置きタイプの仏壇は、高さが36センチ〜88センチくらいのもので、整理タンスやキャビネットの上、押入れの上半分のスペースに置くタイプの仏壇です。
  • 地袋付仏間用タイプ 地袋付仏間用タイプ 地袋付仏間用タイプの仏壇は、高さが88センチ〜131センチ位のもので、地袋が付いている仏間に置きますが、地袋だけでなく高さ20センチ〜30センチの低い台に置いていただくのにも最適な仏壇です。
  • 床置きタイプ 床置きタイプ 床置きタイプの仏壇は、高さが 106センチ〜173センチ位のもので、仏間や床の間に置くタイプの仏壇です。壁を背にして置くことも多く、座って落着いてお参りができます。台付型仏壇とも呼ばれます。

家紋入り仏壇

“「この紋所が目に入らぬか」”
この文句は、おなじみ「水戸黄門」のお決まりのシーンです。水戸黄門の最後のシーンで示される紋所が、徳川家の「葵」のご紋です。おそらく日本で一番有名な家紋(かもん)でしょう。
家紋とは徳川家の葵、前田家の梅鉢など家々で定まっている紋所(もんどころ)のことです。紋章(もんしょう)とも定紋(じょうもん)とも呼ばれ、平安初期に公家が牛車に紋を飾ったのが始まりといわれています。戦国時代になると武士が旗や兜(かぶと)に入れて目印としました。
江戸時代には礼装用の着物や、嫁入り道具、墓石などに入れ、冠婚葬祭に欠かせないものとなったのです。

家の歴史を伝え、シンボルとされてきた家紋は、仏壇にも入れるようになり、いまでも家紋入りの仏壇を希望する人は多くいます。
最近は自分の家の家紋を知らない人が増えています。
日本の家紋には洗練された美しさがあると思います。先祖から脈々と伝えられてきた家紋を見直してみたらいかがでしょうか。